2024年、新NISAが解禁し多くの方が投資を始められたのではないかと思います。資産を増やすのに1番効率が良いのは、配当の出ないインデックス投資。そのため現在は積立投資枠でも成長投資枠でもインデックスを購入しよう!という考え方が主流です。それでも私が成長投資枠で分配金の出る銘柄を買った訳とその結果について、今回は紹介していきたいと思います!

資産増加の効率はインデックス投資には敵いませんが、定期的な分配金の受け取りができるので、生活にちょっとした余裕ができます♪
新NISAとは
通常投資で得た利益(売却益)には20.315%の税金がかかります。利益が100万円あったとしても約203,150円は税金で引かれてしまうという事です。ただし新NISA制度を使えば、その税金がかからないというかなり魅力的な節税制度です!一方で注意が必要な点もあり、配当や分配金については国内株の場合税金はかかりませんが、外国株の場合には10%の外国税かかってしまうので、購入する銘柄によっては税金がかかってしまう場合もあります。
▶インデックス投資とは
具体的には日経平均やS&P500などの特定の指数(インデックス)に連動するよう目指す投資方法を指します。
▶王道はS&P500かオルカン
王道は米国の株式市場に上場している代表的な企業500社に投資をするeMAXISSlim米国株式(S&P500)か、全世界の株式市場に投資をするeMAXISSlim全世界株式(オールカントリー)の2銘柄。わが家も例に漏れず新NISAの積立投資枠では上記2銘柄を保有していますが、成長投資枠では米国ETFのVIGとVYMの2銘柄を保有しています。ここからは資産拡大の効率が良いのはインデックス投資だと理解した上で、成長投資枠では配当銘柄を購入している理由について紹介していきます。
私が配当銘柄を選んだワケ
理由は大きく3つあります。
①「今」を大事にしたい
②下落時に取り崩しをするメンタルがない
③副収入を作りたかった
①「今」を大事にしたい
定期的なインカムゲインを手に入れられるので、そのお金を生活の足しにしています。こどもがおり、食費やレジャー費がかさむので補填するのに使っている形です。将来得られるお金を増やすのに全振りするのではなく、給与収入以外の収入があることで「今」の充実につながっています。もし配当金や分配金が入っても再投資をするという方には、資産増加効率の良いインデックス投資がおすすめです。
②下落時に取り崩しをするメンタルがない
インデックス投資で資産を拡大した後、その資産を取り崩していくことが難しい場合もあるのでは?と考えました。もし使うフェーズで暴落していたら、取り崩すことがメンタル的に非常に困難になるのもあり得ると思っています。自分の性格を考えた上で、配当銘柄を購入するという結論に至りました。
③副収入を作りたかった
夫婦ともに今後少しずつ仕事をセーブしていきたいと考えているので、早めに給与収入以外の副収入を作っていきたかったというのも大きいです。新NISAが始まる前に貯めていた現金を米国ETFに回して、現在はまだ少額ですが分配金を受け取ることができています。
個別株ではなくETFを選んだ理由

▶手軽に分散投資ができる
個別株とは違い複数の銘柄で構成されているETFは、簡単にリスク分散をすることができます。また過去に個別株を保有していたこともあるのですが、常に値動きを気にしてしまい家族との時間を大切にしたい私には合いませんでした。
▶︎保有コストが低い
投資において、保有にかかるコストはできるだけ抑えることが大きなリターンへとつながります。最近は投資信託もかなり保有コスト下げてきており以前より差はなくなってきていますが、それでもETF保有コストの低さは大きな魅力です。
VIGとVYMを選んだ理由
▶米国増配株ETF(VIG)
…米国の増配株289銘柄の詰め合わせで、直近10年以上の増配実績があります。★分配金は年4回(3月、6月、9月、12月)
▶米国高配当株式ETF(VYM)
…米国の高配当株533銘柄の詰め合わせで、中長期で安定した投資に向いています。★分配金は年4回(3月、6月、9月、12月)
▶銘柄数
VIG、VYMともに構成銘柄数が非常に多く、リスク分散という視点で非常に優秀です!
▶キャピタルゲインも狙える
VIG、VYMともに右肩上がりの銘柄なので、分配金が得られるだけでなく将来的には売却益(キャピタルゲイン)も狙うことができると判断しました。
上記を加味した結果、我が家は新NISAの成長枠でVIGとVYMという2銘柄を購入することにしました!ただ米国ETFを購入するうえで2点ほど気を付けておきたいこともあります。リスクもしっかりと理解したうえで、銘柄選定は慎重に進めていきましょう。
米国ETFを購入するリスク

▶︎為替リスク
米国ETFも外貨建てですので、為替リスクがあります。為替リスクとは保有する外貨建ての資産の円評価額が、相場により変動する可能性のことです。

投資におけるリスクとは上昇したり下落したりする値動きの振れ幅を指し、下落だけを指す言葉ではありません。
▶︎外国税10%
米国株式で得た配当金(投資信託)や分配金(ETF)には10%の米国税がかかります。新NISAで税金がかからないのは日本の税金に対してのみですので、米国税10%が引かれてしまうことはしっかり理解しておきましょう。

新NISA以前では米国税10%に日本の税金20.315%を合わせた30.315%がかかっていましたが、新NISAで購入すれば米国税10%だけでよくなったため、米国の配当銘柄を購入したい方にはかなりハードルが下がったと思います!
それではさっそく、我が家の実際のVIG・VYMの運用成績をご紹介していきます!
成績
金額はすべて円換算のものです。トランプ政権になり、2024年の含み益が吹き飛んでいます…(汗)上記で解説した為替リスクもあり、現在は両銘柄とも含み損です。ただ年間の分配金額を見ると、着地はトントンといったところでしょうか…。去年の爆益から一転して大幅下落となりました。
▶︎VIG…4,740,804円
▶︎VYM…4,775,760円
▶︎VIG…-85,228円(-1.80%)
▶︎VYM…-95,176円(-1.99%)
▶︎VIG…89,335円
▶︎VYM…141,633円
5/1時点での成績は素晴らしいとは言えないですが、あくまで長期運用を見据えていますので比較的落ち着いてホールドできそうです。私は下落時はとにかくチャートを見ない!という事を徹底してるので、今回ブログを書くにあたって初めてしっかりと含み損を確認した次第です。下がってるどうしよう…とならないように自分の中でルールをしっかりと作って資産運用に挑みましょう!
まとめ
今回は新NISA成長投資枠で配当銘柄を買った結果を紹介しました。米国ETFのメリットとデメリットをしっかりと理解して、理想の銘柄を見つけていただく参考にして頂けたらと思います。

ちなみに私はこのままVYMとVIGを購入し続けていく予定です!
夫婦でこっそりゆるFIREを目標にしているので、副収入としての分配金はもう手放せません。VYMで安定的な投資を、VIGで将来の増配を期待して、今後もコツコツと入金を続けていきたいです!
今回は以上です。
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